選挙戦術 electoral tactic 2004 7 10
自民党の選挙戦術は、間違っていると思います。
聞くところによると、
自民党は、支援団体などの組織票を固める選挙戦術を取り、
こうした組織票が効果を発揮するように、低い投票率を期待しているとされます。
これは、短期的に見れば、正しいかもしれませんが、
長期的に見れば、誤りです。
そもそも、小泉改革を推進すればするほど、
こうした支援団体などの組織票は、弱体化していきます。
もちろん、小泉改革を推進しなくても、
こうした支援団体は、規制や補助金で守られて生きていますので、
やはり、効率が悪い産業であり、やがて、淘汰されていきます。
ですから、自民党の戦術は、無党派層の獲得が、正しい戦術です。
そのためには、大胆な改革を推進していくべきです。
今までの改革は、本の中身が同じで、本の表紙だけを変えた改革でした。
これからは、本の中身まで変える改革を実施すべきです。
これは、結果的に、本当に、自民党をぶっ壊すことになります。
よくわかる政治 politics 2004 7 7
株式市場の一部には、政治を読み違えている人がいますので、
ここで、政治の勉強をしましょう。
基本的に、小泉改革を推進すればするほど、自民党や支援団体は弱体化します。
小泉改革は、よく言えば、自助努力、悪く言えば、弱肉強食です。
しかし、この「弱」の部分が問題なのです。
この「弱」の部分とは、
農村や、公共事業で食べている地域、
規制によって守られている業界、
補助金で生きている業界です。
これらの業界は、小泉改革の対象です。
同時に、自民党の支援団体です。
だから、小泉改革を推進すればするほど、自民党は弱体化します。
これ以上、改革を推進すると、本当に、自民党は壊れてしまいます。